あとからくる者のために

突然、学生時代の恩師よりお手紙をいただきました。


その中には、私が1985年ヨーロッパ旅行中に先生へ送った3枚の懐かしい絵葉書と一緒に、坂村真民の詩が同封されてありました。


背中を優しくたたかれ励まされたような気がします。
恩師に深い感謝を申し上げるとともに、わたし自身もあとからくる者のために、今を生きる。



「あとからくる者のために」

あとからくる者のために
苦労をするのだ
我慢をするのだ
田を耕し
種を用意しておくのだ
あとからくる者のために
しんみんよ お前は
詩を書いておくのだ
あとからくる者のために
山を川を海を
きれいにしておくのだ
ああ あとからくる者のために
みな それぞれの力を傾けるのだ
あとから あとから 続いてくる
あの可愛い者たちのために
未来を受け継ぐ者たちのために
みなそれぞれ 自分で出来る何かをしておくのだ
              坂村真民(さかむら しんみん)