寺社建築木鼻用 江戸木彫刻作品【獅子・獏】

私の父(遠藤玄秋)は78歳。
江戸木彫刻の職人(東京都伝統工芸士)です。
職人は依頼を受けて彫るため、作品が手元には残りませんが、
寸法違いで納められなかった作品がありますのでご紹介させていただきます。
もしこの獅子と獏を使っていただける建築関係の方がおられましたら、ありがたいです。




獅子2体、獏2体セット(1尺3寸の柱用)
これはお寺の本堂向拝柱上部(屋根の角の下)木鼻(きばな)に取り付けられる獅子と獏
鼻の長いのが獏です。(この内ひとつはまだ未完成なので注文いただければ完成させます。)
獅子と獏は守護力があるのだそうです。



獅子





夢を食べるといわれている動物。



さて次は、神奈川県江の島神社の仕事で彫った龍神

江の島弁天洞の龍
下書きから段々彫られてゆく過程。




小面
展示会出品作


【遠藤玄秋プロフィール】
東京都伝統工芸士 木彫刻家
平成17年厚生労働大臣特別技能賞受賞。
六十余年にわたり、木彫に従事しており、天性の資質と弛まぬ
努力に重ね、日本画の習得等を通じて得た優れた技能を持つ。
社寺彫刻を主体として富士大石寺(日本最大の龍)や、
氷川神社泉蔵院、江の島弁天洞、池上本門寺等、各社寺の彫刻を手がけるなどその技能は業界の第一人者として認められている。

『遠藤木彫刻所』
代表者 遠藤 弘(遠藤玄(げん)秋(しゅう)
東京都足立区扇2−6−13  
arigatousaskohonten@yahoo.co.jp(問合せ:甲斐)