明日は終戦記念日


明日8月15日は終戦記念日
残暑きびしいお盆の最中に日本は終戦を迎えました。
当時の日本人の無念がしのばれます。
毎年この時期には日本中で供養が取り行われ、大きな祈りの輪が天に昇ってゆくように感じます。
平和な世界を築くことが、引いては犠牲者の方々の命を生かすこと。
私達に与えられた大切なお役目です。
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私の母親は当時はまだ子供で、東京から栃木県へ疎開した経験を持ち、東京大空襲では栃木から東京方面の夜空が赤く光っていたと話していました。
またいつろうさんの父母は大正生まれなので、まさに大変な状況を経験されているようですが、仔細なことは話そうとされません。
あまりにもつらかったからでしょう。
ただ一言「戦争だけはもういやじゃ」と申されます。
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広島では原爆被害にあった建造物「原爆ドーム」を壊さず保存し、平和のシンボルとされてます。
長崎にはそのような建物は見当たりません。
街並みは清楚で、どの教会も立派・・・。
浦上天主堂だって新しい。
爆心地に作られた公園や原爆資料館もありますが、きれいに整備されてます。
長年、腑に落ちずにいたところ、昨日、鳥越俊太郎さんの取材番組(再放送)ですっきりとわかりました。
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どうやら当時の焼け野原で唯一残った浦上天主堂を、当時の長崎市長は現状保存することにしていたそうです。
ところがその頃、姉妹都市の締結依頼を受けて渡米し帰国直後、一転保存反対者となったのだそうです。
アメリカは原爆投下した長崎が、自国のようにカトリック信者の多く住む街であったことを後で知り、その象徴ともいえる天主堂を保存するのは大きな汚点になるので、壊すよう市長に命令したのではないかと・・・。
番組ではこのように分析していました。

焼け残った聖母像写真
http://www1.odn.ne.jp/uracathe/hibakuzou.htm

「戦争だけはもういやじゃ」という母の言葉を大切にしようと思います。