島原市「本光寺」の如意輪観音像

「是非、如意輪観音を観に行きなさい。あなたならわかる。」
そう強くおっしゃって頂き、行ってまいりました。
私は、島原に何度も来ているのに、その存在すら知らなかった。
慈悲深く、凛としたたたずまい。
つぼみの蓮の花を一輪だけ手にしている。
深い、深い、受容性。
「あなたならわかる」と言われた意味はわかりませんが、その「調和の美」と「受容性」に涙があふれそうになりました。
こういうことなのでしょうか。


数奇な運命の本光寺如意輪観音」。
全ての願いを叶えて下さる、とのこと。
でも願うことはしなかった。
いえ、できませんでした。
あまりにも気高く美しくて。


この観音像について。
織田信長比叡山延暦寺を焼打ちにした時、明智光秀の家臣が、全身火だるまになりながらもこの「如意輪観音」を救い出し、丹波福知山にあるお寺に預けた。
その後、松平が島原藩主になった際、この如意輪観音像を持ってきた。
というお話を、お寺の奥様がして下さいました。


伺ったこの日は、午前中に法事のご予定があるそうで、私たちは遠慮しなければいけないかな・・・と一瞬思いました。
しかし奥様が少しだけならどうぞと、おっしゃって下さり、本堂に上がれました。


拝観を終え山門をくぐり駐車場に戻ると、法事のお客様が既にご到着。


もしかしたら僅差で拝観が無理だったかも・・・と考えたら、この出会いには意味がありそうです。


写真をここに掲載しようかどうか迷いました。
今回はやめておきます。(お寺紹介のサイトにも掲載されていないので)


でも検索すると出てきます(#^.^#)