(記事内容)
東日本大震災(2011年)の東京電力福島第一原発事故の影響で、外遊びが思うように出来ない福島県の子供やその家族らが、神奈川県相模原市緑区沢井の市立ふるさと自然体験教室「ふじの体験の森やませみ」であった保養キャンプに参加した。
子供たちは、アフリカの民族打楽器「ジャンベ」の演奏のリズムに乗ってダンスを楽しむなど、心身をリフレッシュした。
キャンプを主催したのは、同市内の女性有志ボランティアグループ「母ちゃんず」(竹内亜紀代表)。
原発事故翌年の12年3月から、放射線量の高い地域の親子を無料で招く保養キャンプを続けている。
19回目となる今回は、7月25日~29日に同県いわき市などから子供26人と保護者12人が参加し、森林浴や川遊びを楽しんだ。
最後の夜となった28日夜のキャンプファイアには、打楽器奏者の甲斐いつろうさん、横笛奏者の甲斐カオンさんの音楽デュオ「香音天ユニット」が音楽仲間とボランティアで演奏した。
カオンさんの父は同県二本松市出身で原発事故後に「ひとごとではない」とチャリティコンサートを開いて復興を支援してきたという。演奏に合わせて子供たちと一緒に踊り、福島の親子を励ました。
(以上)【高橋和夫】
今回わたしたち香音天ユニットとジャンベチームA-YOは、陶芸家の勝田友康さんからの紹介を受け、その趣旨に賛同し参加しました。
また私達の友人である打楽器奏者の花岡英一さんと生徒さん達にもご協力いただきました。
主催者の亜紀さんたちはもちろん、福島から参加の親子さん達も全身全霊で音楽を楽しんでくださり、災害を乗り越え生きる人々の素晴らしい力を感じることが出来、とても感慨深いことでした。
原発周辺地域はいまだ復興が遅れております。
この地域の復興は日本の明るい将来の為には必須です。
私は「あの日」に心に誓ったこと。
いつか「富岡町で香音天コンサート」をできるくらいの復興実現を祈りながら、この日に演奏させてもらいました。