311から3年

一昨日は、東日本大震災から3年目を迎え、各地で追悼式典などが行われました。
犠牲になられた方々の御霊が安らかな光となり、被災地に生きる人々をお守りくださいますように。



まだ行方不明の方々が2633名おられます。
愛するご家族と離れ離れになられ、悲しみははかりしれないことと思います。
人は肉体があってもなくても魂は永遠のエネルギーといわれています。
温かなふれあいなど現実的に分かち合うことは出来ませんが、「今ここにいる」と感じてさしあげてくださいますように。



カレンダーには3月11日「東日本大震災記念日」とありました。
「記念日」とは、まるで祝日のようであれっ?と思いました。
「追悼日」といった表記のがよいのでは。




(写真は津波被害を受けた、JR富岡駅。)
昨年10月に、福島県富岡町へ震災後の様子を視察するツアーに参加しました。
福島第一原発から約10キロ付近にある、居住制限区域と帰宅困難区域の境界まで案内頂きました。


思い描いていた以上の荒れた家々の姿を目の当たりにし、言葉も出ない数時間。
再び住むためには労力、気力、大変に必要です。
町全体のエネルギーも・・・・可哀想すぎます。
でもいつか富岡町はじめ被災地全てが復興しますように!
除染の為に表皮をはぎ取られた夜ノ森の桜も、今年も見事に咲いてくれることでしょう。



それと大事なことをひとつ。


引き続き除染を進めることは最重要ですが、同時に、放射線物理学の基礎知識を誰もが学んでいただきたい。
世界でも未曾有の原発事故を経験した日本人としての大切な「お役目」でもあるでしょう。



放射線の恐ろしい部分だけでなく、生命維持(健康)の為に必要な放射線量率、といった観点からも基礎知識を学ばれることをお勧めしています。
なかなか興味深い世界でおもしろいですよ!(学生の頃は文系でしたが!)



そして「原発の反対運動」と「放射線の理解」は冷静に分けて考えましょう。
もうあれから3年経過しましたので。
福島県に父の故郷をもつ私の心からの願いです。